妊娠が成立するまでを大別すると、排卵~受精~子宮への移動~着床という4つのステップを踏むことになります。排卵日から約1週間後に着床を迎えることが多く、この際に起こる痛みのことを「着床痛」と呼びます。

着床痛とは?

妊娠成立の最後のステップとなる着床。卵巣から卵子が排卵され、精子と出会い受精し、子宮に到達した受精卵が着床をします。着床をした受精卵は子宮内膜の中に根を張り、この際に痛みを感じることがあると言われており、この痛みが「着床痛」と呼ばれています。

ただし、着床痛が起こる仕組みについては医学的な根拠があるわけではなく、「排卵に伴う痛みである排卵痛を着床痛と勘違いしているのではないか」という専門家の意見もあります。

また、着床のタイミングで出血を生じることがあります。これは妊娠超初期症状として挙げられる「着床出血」です。着床出血が起こるのは全体の2%程度とも言われており、着床出血を経験する方はわずかとなります。

関連記事:排卵・着床とは?排卵・受精から着床までの妊娠の仕組みとは?

関連記事:着床出血とは?生理との違いは何?見分け方のポイントを紹介!

着床痛の時期はいつ頃?期間はどれくらい?

妊娠を経験された方の中には「着床痛を感じた」という方も多くいらっしゃるようですが、その時期はいつ頃で、どれくらいの期間だったかなどは人によって異なり、個人差があるようです。

一般的に、受精卵は受精後7日目頃には着床をすると言われており、排卵日に受精したと仮定すると、排卵日の約1週間後が着床日となる可能性が高いと言えます。着床痛が存在するとした場合、この着床日あたりで痛みなどを感じることが自然だと言えます。

着床痛はどこが痛むの?

着床痛はどこが痛むの?着床痛が起きる時期・期間などと同様、どこが痛むかについても個人差があります。下腹部が痛むと言う方や腹部全体に痛みを感じるという方もいて、人によって様々です。

先に述べたように、着床痛には医学的根拠はなく、まったく痛みを感じなかったという人の方が多いので、着床痛がないからと言って過度に心配したり不安になったりせず、妊娠の可能性を感じたら、早めに産婦人科などを受診しましょう。

関連記事:着床出血の後、妊娠検査薬はいつから使えるの?陽性反応はいつから出るの?

着床痛・着床出血以外の症状について

個人差はありますが、受精卵が子宮内膜に着床した際には以下のような変化(妊娠超初期症状)もみられます。

■おりものの変化

着床が起こった際、個人差はありますが、おりものの変化を感じる人もいます。特におりものの量が増えたという症状を感じる人が多いようです。

■イライラ・憂鬱

ホルモンバランスの変化により、イライラしたり憂鬱になったりと精神的な変化もみられます。ただ、生理前にも多くの人に同様の症状が見受けられるので、妊娠超初期症状なのかが見分けにくくなっています。

関連記事:着床時期はいつから?着床時期の症状は?体調の変化や注意点はあるの?

まとめ

着床痛は着床出血同様、多くの方に見られない症状となります。また、着床痛には医学的な根拠はないものなので、着床痛を感じた・感じなかったということにとらわれすぎないようにしましょう。