不妊治療では、移植が難航しました。→正常胚2回連続陰性
この経験を通して妊娠は奇跡が重なって成立するものだと身をもって気づきました。
移植は楽しみよりも怖くなりました。生活の全てが不妊治療になる。仕事がほぼ手につかなくなり、判定日まで生きた心地がしない。メンタルがめちゃくちゃになり制御不能。暴飲暴食。陰性を想像すると目の前が真っ黒になり私狂うんじゃないか?と真面目に思う。
不育治療では、2回は無治療で心拍確認後流産、3回目は最高レベルの不育対策をしたにも関わらず心拍確認後流産。
いつも思い出すシーンは無音の診察室で台に乗って見る天井。
この経験を通して、妊娠を継続することも本当に奇跡だと気づきました。
これは不妊治療、不育治療をしてたから気づけたことで、とても価値のあることだと思っています。
以前は、妊娠に対して生命を得るというベースの考えはあったにせよ、どこか浮かれた気持ちがありました。余裕かまして真摯に向き合ってなかったところもあります。
だから、
無痛分娩を探したり、
ご飯の美味しさを重視して産院を探したり、
性別を重視して移植したり、
それらはどこか自分本位に考えていた結果だと思います。
驕っていたんだと思います。
奇跡を尊んでいなかった。
今、
これだけ難航したことで、
とても謙虚な姿勢になることができました。
少しでも安全な産院で産みたいし、
生きて我が子が得られるなら性別なんてどうでもいい。
不妊と不育で難航したことがよかった、なんて綺麗事はとても言えません。失った金と時間とキャリアは大きい。
しかし、経験できたこと、気づけたことはよかった面もあると思います。
いつか子を授かることができたら、子育てに辛くなった時、心のタンクがゼロになった時に、思い出して最後の力を振り絞る源にしたい。
子を授かれるなくても、この特殊な治療で苦しんでいる方に、肩を貸したい、寄り添えたらと思います。😊