先週、子宮鏡の検査をして来ました。
そこは初めて行ったフロアで、4年前に子宮鏡を受けた時とは別の場所になっていました。
私が10年間通っている大学病院は、新しい棟が出来たり産科と婦人科が全く違う場所になったり、他にもとても様変わりしました。
それにもだいぶ慣れたのに、なぜかその日は懐かしい気持ちが強くなったのか子宮鏡の看護師さんに、昔ととても変わりましたねと話したくなり、
「こちらにお勤めされて長いですか?」
と聞きました。
するとその方は、私を知っていると仰りました。
「10年前の手術の時を知っていますよ。大変でしたよね。」
と言って下さいました。
そう、私の長男の出産はとても珍しい大変なものでした。
妊娠時から世界的に例のない症例ということで、先生達はご苦労されたことだと思います。
そんな私の出産時に立ち会われた看護師さんに偶然にもお会い出来、とても嬉しかったです。
私がなぜかその看護師さんに話しかけたのも、不思議な何かを感じます。
子宮鏡の結果は、やはり4年前と同じで入り口がとても狭く、複雑な形状をしていました。
どうやって卵を戻すか、先生達でご相談なさるそうです。
でもその日の先生がおっしゃってくれました。
「入り口は狭いけど、でも産科の先生達が必死に子宮を残そうとしてくれた結果だからね。」と。
本当にその通りです。
産科の先生達が頑張って下さったから、可能性がある。
なんとか残して下さったから、無駄にしたくないから、私はもう一度赤ちゃんを望んでいます。
本来なら子宮を全摘されるところ、奇形とは言え今も私のお腹に子宮があるのは本当におかげ様です。
この日は、現実を目の当たりにしつつも、親子共々長くお世話になっていることにありがとうございますとお礼を言う機会を得られた素晴らしい一日でした。 #体外受精・顕微授精 #二人目妊活 #子宮鏡 #子宮奇形