• わこ

    411人目妊活,体外受精・顕微授精

    2022/1/29

頭の中の整理の記事です…

分けて連投してましたがやっと最後です~。

⑥ブラックジャックによろしく

私の亡き父っていうのがこのモデルと

その師匠に心臓の手術をしてもらっていたので

この漫画の存在は古くから知っていた。

「亡くなった人を思い出す時は

その人が話し掛けてくれているんだよ。」

33歳の若さで父を亡くした私に

友人から送ってもらった宝物の言葉。

私は迷った時や躓いたときに

たまに父に話し掛けたり愚痴ったりする。

「厳しいこと言う」と言われる浅田LCの説明会では

自然妊娠であろうが、不妊治療による妊娠であろうが

どんな妊娠でも常に一定の割合で障害児は誕生する

不妊治療では受精卵の遺伝子までコントロールできない

っていう言葉を聞いて衝撃を受けた。

プレ妊活中、無知だった私は

顕微授精で100万払っても障害児が

産まれる可能性がある事を知って驚いたのだ。

夫に言った。

「ねぇ…100万-200万払って

 妊娠できたと思ったら

 障害児だったらどんな気分になるかな?

 私は正直がっかりしてビックリしてる。

 健康な卵子と精子を掛け合わせるから

 健常児が産まれるんだと勘違いしていた。

 そもそも私が40歳になるから

 自然妊娠するにしてもハイリスクなんだけど…

 ねえダウン症って知ってる?

 自分の子がダウン症だったらどう思う?

 説明会受けて改めて

 不妊治療してまで子ども欲しいと思う???」

こんな風に自分も自白しつつ

夫に率直に突っ込んでみた。

「それはそれで受け止めるよ。

 こんな風に悩んで考える

 俺たちだから逆に大丈夫だよ。」

夫は優しい。本当に優しい人なのだ。

口だけじゃなくて

本音がポロっとでる局面で

こういう言葉を本気で

言ってるんだなって思う事が多々ある。

私は勇気が湧いた。

自分を恥じた。

だけど迷っていた。

そしてよくお父さんに話し掛けていた。

「どうすればいいんだろう。

 子ども作っていいんだろうか。」

その時、妊活の勉強で契約した

kindle unlimitedの読み放題本の中に

「ブラックジャックによろしく」があるのを見つけた。

「あ…お父さんだ。」

1巻から読み始めてトリハダだったのが4巻。

あらすじ

「生まれた赤ちゃんはダウン症だった・・・」

その双子は4年間不妊治療を続けた結果の、

待望の我が子・・・のはずだった。

突然に障害児の親となった田辺夫婦は、

我が子をこのまま死なせてくれと斉藤と指導医・高砂に乞うた。

漫画の中の夫婦は不妊治療が試練だった。

なのにやっと授かり産んだ

双子の赤ちゃんの片方がダウン症だった。

兄は健常だったのに亡くなった。惨い。

いくら「親になろうとすると

親になる為の試練が訪れる」と言っても

この真面目で仲睦まじい夫婦に

なぜここまでの試練が必要なのか分からない。

残酷すぎる。だけど現実だ。

私達夫婦が大枚叩いて

やろうとしている事はこういう事か。

ラスト、赤ちゃんを抱く

お母さんと寄り添うお父さんの後ろ姿。

読み終わってお父さんにお礼を言った。

覚悟が決まった。

私はこの夫とこの義理の両親と協力し合えば

健康でも健常でもそうでなくても

責任を持って愛して育てていける確信を得た。

そんなわけで迷いなく、自分が一番と思う

医療機関で受診する事を決めた。

ボイスでは色んな病院の体験談を目にする。

病院に不信感抱きながらも

そこに通うしかない事情

言いたいけど言えないモヤモヤ…。

どんなクリニックにも一長一短がある。

どの長を選んで短を受容するかもだけど

治療費、診療方針、距離、夫婦の足並み…

色んな事を摺合せて1人1人にとって

最大限ぴったりの医療機関に出会って

後悔なく…なるべく少なく…

受診できる事が出来れば良いなと願っています。

以上!!昔から書きたかったこと!!!おわり!!

#体外受精・顕微授精 #1人目妊活 #病院選び