妊活ボイス、終了するんですね。ボイスは同じ経験をしている当事者に出会える場でした。苦しさや焦燥感やネガティブな思いを共感してもらえる妊活戦士たちと出会え、応援し合って、自分も元気をもらえてという癒やしのコミュニティだったのでありがたかったです。本当にお世話になりました。スタッフの皆さん、本当にありがとうございました。
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さて、卵子提供で渡台したあとの後日談があるので報告します。
1つ目の報告。今年の3月まで私は病院に勤務してたんです。元職場で不妊治療をしていることは業務の関係もあり公表していたんですが、自分の卵子を諦め卵子提供に踏み切ったことまで話していたのは医師二人だけでした。一人は不妊治療を4年近くして諦めたら自然妊娠で子どもを授かったという男性医師。年齢が一回り近く上なのに、奥さんの苦しさを見てきたからでしょう。精神的に支えてくれる声掛けをしてくれた医師でした。そして、もう一人は精神科の女性医師で児童精神も担当している方。今月はじめに用があり元職場に顔を出したら、精神科の女医先生にふと会ったので、立ち話で、渡台したこと、ドナーの血液型をAB型からA型とB型に拡大したので、生物学的に血液型が合わない子どもが生まれる可能性があることを話したんです。すると先生から「(O型の子が生まれても)子どもには言う必要ないじゃないかな。今の子は自分の血液型を知らない子が多いよ。今の子供達に血液型占いが全然流行ってないのは血液型を知らないからなんだよね」と。そして「あなた出産するんでしょ。育てるんでしょ。なら言う必要ないと思うけど」とサラッと言われ、グッドラックのハンドサインを送られて立ち去られんですけどね。その時は「へぇー。そんなものですかね」って、受け流したんですけれど、このアドバイスって深い意味があるんじゃないかとうちに帰ってからに思ったんです。私は、医療職でも社会学系職種なので「子どもの権利」「倫理綱領」とか堅いことを考えがちなんですが、その児童精神科の先生は子どもが受ける(受けた)精神的な苦しみの治療をしてきている人だから、そんなアドバイスをしてくれたんじゃないか、と。
2つ目の報告は、渡台から1ヶ月も経過していないのにドナー候補者が決まり、その方にお願いすることに決めました。政府政府の方針でドナー情報として提供されるのは、凍結卵子個数、血液型、人種、肌の色の4つまで。でも当方にとってなにより大事なのは私と同じ血液型ということなので、結果としてこの問題は杞憂に終わりました。病院の評価って様々な要素でされるものですけど(ツイッターで知り合った女性はその病院に不信感をもち、別の病院にしてますし)、私の場合は台湾最大の卵子バンクのある病院だったというのが結果として良かったと今では思っています。
ボイスが終了するので卵子提供がどうなるか、終結までここでは報告できませんが、X(旧ツイッター)でも投稿しているので良かったら御覧ください。
※でもXの方は怠け気味なんですよね。長文を書けないのがネックでして。。。アカウント名は@babeninkatsuです。よかったら覗いてください。Xには、特別養子縁組を選択した先輩、色んな国で卵子提供に挑戦している先輩など多様な妊活戦士たちがいるので参考になります。
#1人目妊活