精索静脈瘤、術後について
不妊原因の約半分は男性にもある割には、女性不妊の治療に比べて、男性不妊の治療や情報も少ないと感じます。
長くなりますが、少しでも参考になればと思い、夫の症状や経過について、書いておこうと思います。
昨年6月、とりあえず検査をしてみようということで、不妊治療専門のクリニックへ2人で行き、最初に夫の精液検査から、異常がわかりました。
2回目に、泌尿器科の専門の先生が来る日に診てもらい、そこで左がグレード3、右がグレード2の精索静脈瘤の判定がありました。
総精子数2480万、運動精子数300万、直進性0.27、DNA損傷率39.2%。
テストステロンの値が高く、精巣は大きめで、元々の能力は高かったけれど、静脈瘤がだいぶ進行してしまっていたようです。
その後、紹介された医大のリプロダクションセンターで受診し、手術室の予約を取りましたが、おそらく半年後の来年1月になりそうとのこと。
のちにキャンセルが出て、12月下旬に精索静脈瘤の手術をしました。1泊2日の入院、静脈麻酔で腹腔鏡手術だったようです。
手術で静脈瘤を全て取り除いたそう。
5日くらい排尿時に痛み、10日くらい手術で縫い合わせた所がつれると言っていました。2週間後、縫ったところを抜糸しました。
精子が育つのに72日かかるため、術後回復が見られるのは72日後ということで、3月中旬に術後はじめて精密検査を受けました。
経過は良好で、顕微受精しか選択肢がなかったところが、人工授精でも大丈夫ではないかというところまで回復していました。
総精子数3500万、前進運動率23%、DNA損傷率18.5%。
この頃見た精液検査での画像で、精子がたくさん動いてるのを見て、初めて動画を見ていたことに気付きました(笑)
4月から保険適用が始まり、私の年齢が42歳であったため、ステップアップするなら今ということで、体外受精へ進むことに。
5月中旬、私の通うクリニックで採卵と同時に精液検査。
総精子数367万、前進運動率18.2%。
精液検査の画像は何も映ってないような、よく見ると動かない点がいくつか。。
数値が下がり、やはり顕微受精を薦められました。2つの胚盤胞ができました。
7月初め、リプロで経過をみるため、検査。
エコーで静脈瘤の再発はないことが確認されました。
総精子数1900万、前進運動率9%、DNA損傷率12.2%。
良い精子はある程度保たれている。体外受精なら問題ない。出来ることは全てやったとのこと。
そして、夫のリプロへの通院は終了しました。
夫は現在44歳。年齢的に回復は限界のようです。
一時は人工授精でいけるとも思ったのですが…。
サプリメントはSOサポートを飲んでいます。回復は厳しいけれど、これ以上低下しないように。葉酸は必須ではないですが、私が飲むついでに飲んでいます。
気温30℃以上でもジョギングしていることとか、コーヒー 1日3杯とか、週3回缶ビール1缶で真っ赤になってることとか(笑)、あまり良い影響は与えてなさそうなことはいくつもあるのですが、明らかな検証結果でもない限り、好きなことはやめないようです。
週一回は射精をして、古い精子を排出し、新しい精子が作りやすい環境にしておくのも重要だそうです。
けれど、体外受精の周期で、避妊をしても膣に刺激を与えない方がいい説(ずっとではないかもしれません)や、自分の方がコツがわかるからすぐ済むということで、これは夫に任せておくよう言われています。(隔週っぽいけれど…)
こういったことの蓄積もあるのかもしれないのですが、ストレスも原因のようですし、受精の予定のない今は、あまり言わないように心掛けています。
移植がうまくいきますように。
低下しないように。
いまはそんな日々です。
男性不妊 #精索静脈瘤