※長文です⚠️
陽性判定から1週間たった
昨日(BT18)は胎嚢確認日でした。
実はBT16に、鮮血気味のオリモノがほんの僅か。就寝前に茶オリが僅か出ておりました。もうその日は検索魔になってしまったのを覚えています📲
待合室にいるときはそうでもなかったのですが、内診台に上がると急に心臓がバクバクしておりました。
今回は息子先生でした。移植をしてくれた息子先生‥ホワイトデーぶりです。
いつも痛がりの私なのですが、過去イチ痛くなかったエコー‥。先生がうまかったのか、緊張で意識が変になってたのか‥?
素人には全く分からない黒い画面‥。
しばし無言のカーテン越しの息子先生。
これが子宮なのか‥?先生なにか早くしゃべってくれ!どうか、どうか子宮にあってくれ!と願う私に息子先生は淡々と説明されました。
「これが胎嚢で〜これがエンジェルリングで〜ここから栄養が〜‥」
感動して画面を凝視しながら、私はどうしても聞きたいことがありました。
「あの、じゃあ子宮外妊娠じゃないって事ですか?💦」
息子先生は「これが子宮内の映像でここに胎嚢があるから子宮外ではないですね」と、少し困惑された声をされたと思います。
ごめんなさい、先生。でもどうしてもそれが聞きたかったんです。
去年の1月、結婚式も終わり、初めてタイミング法をしたところ、検査薬が陽性に。不妊治療の知識がまだない無知の頃でした。
でもなんとなく腹痛がひどいのもあり、「妊娠ってこんな痛いのかな‥?」と疑問を持ちつつ、通っていた個人クリニックへ行くと「子宮外妊娠かもしれない!大きい病院へ連絡したから今から行って!入院セット持ってって!すぐ行ってね!」
と、妊娠おめでとうと言われるどころか初めて聞く「子宮外妊娠」に、自分の命さえ危ないと検索したネットで知り、訳も分からず大泣きしながら夜間の総合病院へ🚗
週数が早すぎて、子宮にも卵管にももちろんどこにも胎嚢は見えなくて、先生達も「見えないから手術する訳にも行かない。しばらく通ってもらって様子見しよう」と言われ。
そこから毎週通うも、毎回「見えない見えない」と言われ、処置もなく痛いまま帰り、毎回採血する腕もアザだらけになり、不安と悲しみの日々でした。
そして「やっぱり見えない」と言われ、また帰宅したある日の晩、立てないほどの激痛が襲いました。
「寝たらマシになれ‥」と、無理矢理寝床につき、翌朝起きると痛みはマシになっていましたが、もう歩く振動だけで痛いと感じるようになってしまいました。
その日は私のパート勤務最終日でした。
人手がいつも足りなくて、きつい職場で新人もすぐ辞めるので休むことは許されない職場でした。
私も妊娠での体調不良をきちんと社員の1人には報告してたのですが、全く配慮されず、数十kgの荷物や、2.3mのハシゴの上り下り、売り場を走り回り、レジ台が高くてお腹の位置に強く当てないとお客さんに声が届かないという最悪な環境でした。
今日行けば辞められる‥と立とうとしましたが、どうしても働ける自信がなく、下手したら売り場で倒れるのではと思い、職場に電話をしました📞
出たのは忙しそうな声色の店長で、「何!?風邪!?」と迷惑そうに聞かれましたが、「社員の〇〇さんには伝えたのですが、実は妊娠してまして、でも‥今‥もう流産しかかっていて‥」と泣きそうになりながら言うと、「何で俺に相談しなかったの!すぐ病院行って!」と、休むことが出来ました。
体調不良でパートを初めて休んだ日でした。
病院へ行くと、たまたまその日、その産婦人科で一番偉い方が担当だったみたいで、内診をしてくれました。
昨日には無かった出血が子宮内に見られるということで、「おそらく右!子宮外妊娠だ!」と診断され(実際は左の卵管で着床してました😅)たくさんの書類にサインをして3時間後に手術となりました。
手術室のベッド上では、10年前にした卵巣腫瘍の開腹手術を思い出していました。
泣かないように‥泣かないように‥と我慢しながら、テキパキと器具をつけられ、あとは麻酔だけの状態となりました。
ドクターから「では確認をしますね。今から何の手術をしますか?」と聞かれました。
私は「卵管の切除と‥子宮内‥掻爬‥です‥」
ここで涙腺がぶっ壊れました。泣き止まなきゃみなさんに迷惑だと頭では分かってるのですが涙が全く止まりません。
手術が怖いとかではなかったです。
なぜ生きてる赤ちゃんを諦めなきゃいけないの?なんで私はまた手術するの?なんで卵管まで失うの?子宮内掻爬ってなに?なんで赤ちゃんを望んでるのに中絶みたいなことになってるの?なんでこの子は一度もおめでとうと言われてないの?
頭でぐるぐると考えていました。
看護婦さんが肩をポンポンとずっとしてくださいました。せめて声だけは我慢しようと泣きながら麻酔で眠りました。
‥妊娠判明から手術まで20日間というめまぐるしい毎日でした。
あれから今、1年2ヶ月がたちました。
妊娠=子宮内とは限らないというのを知った私は、先週妊娠判定を頂いたときに「子宮外妊娠かもしれない‥」と不安でたまりませんでした。
子宮外妊娠になる確率は全体の1%です。
そして子宮外妊娠の2回目の確率は10%とあがります。
1%を引き当てた自分が、次の10%には該当しないだなんて思えませんでした。
移植で子宮に直接戻したとしても、なぜか卵管に戻ってしまう可能性もあるからです。
そんな不安ななか迎えた、昨日の胎嚢確認日。無事に子宮内にいてくれておりました🥚ありがとう、たまごさん🥚
まだまだ安心は出来ませんが、来週心拍の確認に行きます。
でもまずは、本当に子宮内にいてくれて本当に嬉しいです。
中には子宮外妊娠の経験者の方、またはあまり詳しくない方も多いと思います。
とても辛く悲しい手術です。
赤ちゃんは必ず諦めなくてはなりません。
母体もそのままだと危険な状況です。
一昔前なら亡くなっている方もいます。
どうか「妊娠検査薬陽性!胎嚢の大きさはどうかな〜」となる前に、その胎嚢が子宮内に見えるということは決して当たり前ではなく、とても素敵な事なんだと感じて下されば嬉しいです🙇♀️
このような長文、読んでくださりありがとうございました🙇♀️
#体外受精・顕微授精 #体験談