【不妊治療卒業】
本日8週目の検診で心拍心音を確認し、母子手帳を受け取り、不妊治療を卒業しました。
陽性確認から約1ヶ月...
赤ちゃんが生きているか怖くて怖くて仕方ない日々を過ごしていました。それは今もこの先も無事顔を見るまでは安心できないでしょうが、超初期の不安に比べると少しずつ安心はしてきたように思います。
病院での陽性判定後すぐ悪阻がはじまり、今の専らの悩みは、息吸ってるだけで吐きそうという人生で経験したことのない長期的苦しみと戦っています。人間を産み出すことの偉大さを身を持って体験しています。
1年3ヶ月の不妊治療を経て...
改めて良かったなと思うことは「ステップアップに踏み切った」ことです。私たち夫婦は1年のタイミング期間を経ての、人工授精を飛ばして、顕微授精へのステップアップでした。
私自身本音としては、半年ほどでステップアップしたかったのですが、夫との意見の相違に衝突。ひとりでできることではないので、夫の意図を汲み、1年できなかったので体外へと進みました。
ステップアップに関しては、どうしてもカップル間での話し合いが必要だと思いますが、今回有難いことに一度目の移植で授かれたので、ああこれを半年前にしていたら半年分辛いリセットを経験しずに済んだのかと思うと、高齢出産ラインと言われる35オーバーの女性にとっては、早めのステップアップが如何に精神的負担を軽くするだろうか、とも考えました。長引けば長引くほど体力的にも精神的にも消耗してしまうからです。
生殖医療の恩恵に授かれたこと感謝します。
あとサプリはとっていましたが、体質改善のため特別な活動は敢えてやらず、普通に毎日を淡々と過ごしていたのも、ストレス過多にならずに良かったかなと思っています。
あと周りへの不妊治療カミングアウトも私の心を楽にしてくれたのは確かです。
逆に辛かったことは、仕事との両立です。
私が休みをもらうと誰かがカバーに入らなければならないことの申し訳なさといったら、頭を下げても下げても地面に埋めても、もう何度も繰り返しできるものではないです。
これが申し訳なさを感じずに普通にできる会社、、、いや社会全体がそうなればなーと本当に願うばかり。もちろん産休育休後はまた職場復帰する予定ですが、休みが欲しいと希望するスタッフにはどんどん休んでいいよと言える上司でありたい。恩恵を受けた私が次は返さなければと思っています。
このあたりの制度が整えば、ハードルが高く見えがちな体外受精も、もっとチャレンジできる女性は増えるはず。少子化対策の一環です。週末の選挙、絶対行くぞ。
あと、あまり人を羨むことのない自分ですが、やはり芸能人の妊娠ニュースとかはいらない情報でしたので、芸能系ニュースを配信してくるサービスは全てブロック。政治経済のみに搾り心の安定を図りました。
周りの出産報告については、もはやこの10年で慣れすぎたというか、仕事場もこどもだらけですし、保護者もぽんぽん産みはるので、特に嫉妬の感情は生まれませんでした。でも長く授かれない時期が続くとやはりナイーブな問題。いらない情報はすっと流せるようなスキルがあるといいなとも思いました。
最後にあまりコメントを残すようなタイプではありませんでしたが、たくさんのボイスのみなさんの体験談を覗かせていただき、勇気や元気を頂きました。(その度ハートをたくさんおくりました)本当にありがとうございました。こどもを望む全ての女性のもとに赤ちゃんがやってきてくれますように、心の底から祈っています。
最後の最後に...笑
実は不妊治療をしながら養子縁組、里親制度についても調べたり説明会に行っていました。ご興味あるか分かりませんが、また余裕ができた頃に、調べた内容について投稿できればと思っています。