海外での不妊治療に関して興味がある方のために参考までに今迄の過程を記しておきます。着床前診断は一般的だったりともしかしたら日本とは違う所がいくつかあるかもしれません☺️

判定日はまだなので結果は分かりません🙏 そして今回妊娠しなければ不妊治療はやめる事にしましたのでこちらで最後の投稿とします😌

背景:

海外在住でこちらで不妊治療を開始。

不妊原因は夫婦共に不明。

人工授精で授からず不妊治療はもうやめようかなと思いましたが、やっぱり顕微鏡受精を一回だけすることに(←現在期待はせずにゆるい気持ちで判定待ち)

【人工授精】

先生曰く、基本的には4-6回トライしてみて妊娠しなければ体外受精にするのが良いとのこと(おそらく日本も同じですよね)。

ただし、もっと人工授精を続けたければそれでも良いよ、と。

【体外受精】

人工受精の次のステップが顕微鏡受精です(日本は振りかけ法を先にする事が多いのでしょうか)。

さらに着床前診断をするのが一般的のようです。料金の事があるのでもちろんするかしないかは選べます。ただし、日本だと着床前診断をするのは一般的ではないようなのでここは大きく違うかなと感じました。

採卵:

日本語で検索していると採卵前に毎日お腹に自己注射と出てきて怖くて抵抗があったのですが、先生に聞いたところ、今はもう口から飲むタイプの薬なので心配要らないとのこと。自己注射は採卵前日の一回だけでした。良かったです。

採卵は薬で寝ている間に終わりました。

麻酔の先生が Sweet dreamsと言ってくれてからすぐ意識が遠のき、楽しい夢を見ながら30分ほど寝ていたようです。痛みは無く、とても楽でした。

先生の予定は14、5個くらい採れる予定でしたが(たしか)結果は26個も採れました。

受精卵:

26個のうち、小さい物を省いて18個を使い、受精したのが14個。

先生曰く、一般的には5日後に良い状態のものは50%ほどだそう。結果は6個残りました。

6個の内訳はエクセレントが一つ、残りの五つがグッドの状態。

ここで着床前診断をしなければ順番に移植していくことになります。

私たちは6個全てを着床前診断することに。

結果はなんと、エクセレントを含めた５つが染色体異常で、グッドのものが一つだけ正常でした。

ということで移植できるのはこの一個(一回)だけ。6個とも着床前診断に出して本当に良かったと思いました。

もし仮に着床前診断をせずに順番に移植していると、4番だった正常の受精卵を戻す前に3回も流産(もしくは妊娠13週時の出生前診断で染色体異常が分かる。出生前診断もこちらでは一般的)することになっていました。

そうすれば時間的にも身体的にもとっても大きな負担になっていたと思います。

それと、先生曰く私の年齢的に一般的には2つか3つ、移植できる受精卵が残るとの事だったので、一つしか残らなかった私達はやはり受精卵の染色体異常が多くてなかなか妊娠しなかったのかなとスッキリ納得。

そういう意味でも着床前診断をして良かったです。

そして移植した受精卵の性別も着床前診断の結果時に分かりました。

他にも全ての受精卵に関して何番の染色体がどう異常だったかも記載されていました。

(A4用紙の表に分かりやすく記載されていて、1番 / 細胞分裂の写真 / 異常があった染色体の番号と状態 / アブノーマル、という感じ)

移植:

人工授精と同じ感じで5分ほどだし、痛みもないとの先生の言葉通り、全く痛く無く、大きなモニターで卵が移植されるのを見ながらあっという間に終わりました。

その他:

体外受精に際して、夫の精子は採卵と同じ日に採取しても良いし、仕事などで都合がつかなければ早くから採取して冷凍保存しても良いよと。その場合、精子の状態が悪ければ何回かやり直せるメリットもあるとのこと。

夫は仕事を休めるか分からなかったので早めに採取して冷凍しておきました。その後、今回の精子の状態を知らせてもらってやり直したければできるよと言われましたが先生から問題ないレベルと言ってもらえたためそのまま使いました。

【補助金】

私達夫婦は日本に住民票がありません。

夫が会社に問い合わせた所、日本で2021年4月から不妊治療の補助金が出るようになったのに伴い保険で私達も同様に4月以降の治療に補助が出る事が分かりました。領収書を残しておいて良かったです。

【英語】

クリニックでは通訳なしで英語でのやり取りでした。私の英語レベルは日常会話は大丈夫という程度ですが問題なかったです。正直、受精卵という言葉も英語で知らなかったのですが話の流れで分かったり、分からない用語はその都度聞いていました。おそらく日本で治療していても知らない言葉など出てきて先生に色々質問することになると思うので同じだと思います。

先生も受付の方も薬を出してくれる方もみんなとても親切で丁寧でした。

ラインでのやり取りもとてもフレンドリーに対応してくださいます。

(家の近所のオフィスビルにあるクリニックは綺麗で予約制なので待ち時間もほぼなし。スタッフ以外は人もほぼいないか時々見かけるくらい。とても快適に通うことができました。)

私の住む国には日系の病院の不妊治療のクリニックや、日本人をターゲットに通訳など完備の不妊治療クリニック・病院があるようです。もともと日本人が多く、日系スーパーや病院など多いです。以前住んでいた国もそうだったので、スピード感を持って(すぐに顕微をしたい方や着床前診断をしたい方など)不妊治療をしたいという方は海外という選択肢もありなのかなと感じました。医療ビジネスが盛んな国なので健康診断、各種手術、不妊治療などのめに外国から来る人が多いようです。

今回、移植を数回することになっていれば夫の転勤で近隣国に引っ越し時期と重なる可能性があったのですが、先生からは問題ないよ、移植の時に飛んで来てくれたら大丈夫とのことでした✈️

最後に

人工授精をしている間、2回流産したこともあり、着床・妊娠はしているからこのまま続けているとちゃんと妊娠できるかも、と感じてしまい人工授精を続けました。今回、体外受精で着床前診断をしたことで、状態の良い受精卵6個の内、染色体異常がないものは１つだけだったという結果を見てもっと早く着床前診断ありきの体外受精をしていても良かったなと少し思いました。でもこういうのはやってみないと分からないですね😅

こちらのアプリでは体外受精受精を考えた時に情報が知りたくてはじめました。

アプリ内で知りたい事を検索し、皆さんの経験を読む事でとても勉強になりました🙇🏻‍♀️

ありがとうございます。

私の経験も誰かの役に立てたら嬉しいです。

　 #体外受精・顕微授精 #着床前診断