お休み期間で今周期は気持ちも穏やかな中、夫と一緒に昨日クリニックで体外受精・顕微授精説明会を受けてきました!
パワポを元に院長先生が2時間弱説明して下さり、各種説明資料と料金一覧表、各種同意書を頂いて帰って来ました✨
結論、ここのクリニックに通っていて良かったー!と改めて実感しました。
院長先生に会うのも1ヶ月半ぶりくらいだけど相変わらずお茶目でざっくばらんで可愛かった🥺
昨日の説明会に参加していたのは10組程でした👫
男性陣にはあまり馴染みがないだろうと先生がはっきり仰り、妊娠のメカニズムから丁寧にお話して下さいました!
夫が自主的に借りて来てくれた『不妊治療を考えたら読む本』を読んでから参加したので「あっあの本に書いていたことと一緒だ!」とか「タイムラプスってここのクリニックでも導入してるんだー!」とか私は心の中で大盛り上がりでした。
院長先生から直接説明を受けることで、本で読んでいたよりも治療の内容をよく理解できた気がします✨
ちなみに夫は専門用語にまだ慣れていなくて、先生の説明についていくのが大変だったそうです😂
私は先生の治療方針や理念を元に信頼出来る方だと考えて身を預けますが、納得出来る出来ないは人それぞれですし、他の方の治療方法を否定する内容ではないこと、ご了承下さい🙇♀️
先生から聞いたことを忘れないようにここに残したいと思います✨
基本的な治療内容や流れについては省略して…
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1.ステップアップの意義
2.採卵件数
3.年齢制限と治療実績
4.最新のマニピュレーター
5.スパームセパレーター
6.GeriとEeva(タイムラプスインキュベーターとAI)
7.凍結のタイミング
8.凍結胚等の移送
9.受付、外来、培養室の全責任は院長先生にあること
10.治療を始めるタイミング
11.4月からの保険適用
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1.ステップアップの意義
ここのクリニックでは人工授精まではステップアップと呼んでおらず、高度不妊治療からをステップアップと呼んでいる。
2.採卵件数
例年採卵件数は200-300件だったが今年は350件だった。
他には採卵数が4桁いくクリニックもあるけど、ここでは院長先生が一人で行っていること、何より流れ作業ではなく患者一人ひとりとじっくり向き合って治療をしていきたいという想いから、この数に落ち着いている。
3.年齢制限と治療実績
○歳までしか治療を受け付けない、というところもあるが、ここのクリニックでは年齢制限はない。48歳で通院している方もいる。
ただ、年齢が要因で成績が悪くなることも多いこと、治療によって卵子を若返らせるとかそんなことはできないことをよく説明して治療に臨んでいる。
年齢制限を設けていないので、公開している治療実績は40歳以上の方も含めた数値になっている。
年齢制限を設けているところでは自然に実績も良くなるし、数値を出す際に年齢で省くことだって出来てしまうが、
正直なところを伝えたいので当院では年齢にかかわらず全て数値に反映している。
4.最新のマニピュレーター
顕微授精の際に卵子を変形させない、新しい技術を今月から導入する。
追加料金はなし。
5.スパームセパレーター
精子調整・媒精の際、これまでは遠心で300Gの圧が精子にかかっていた。
それで精子のDNAを損傷させてしまうことがある。
追加料金はかかるが、半年前に導入したこの技術だと圧をかけずに特殊なフィルターで精子を分けることが出来る。
顕微授精には有効なことが分かった。体外受精の場合は、従来の方法でもスパームセパレーターでも結果に違いは見られない、とのこと!
6.GeriとEeva(タイムラプスインキュベーターとAI)
全国で十数%しか導入されていないGeriという機器が2台あり、EevaというAI技術を用いて胚にスコアを付けている。
スコアは1-5の5段階、数字が若い程良い。
Geriは都内ではほぼほぼ導入されている。
大学病院では未導入なことも。大きな組織だと新しい技術を導入することに対して申請が下りるまで時間がかかることが要因。
院長先生が大学病院勤務時代に、教授からの指示で申請した機器が、結局自分がいなくなってから導入されたことをしょんぼり話して下さいました(笑)
それくらいスピード感が異なるそう◎
追加料金はかかるが、オプションとして付けている患者さんがほとんど。ただあくまでも患者さんの希望制。
凍結する段階(3日目)まで上手く行った場合と行かなかった場合で料金が2万円程異なる。
上手くいかなかったのに全額頂くのは申し訳ないし、不公平感がありますからね…と🥺
Eevaに2万円程かかるからその分を引いて下さっているとのこと!
7.凍結のタイミング
当院では新鮮胚移植ではなく、全て凍結させている。
新鮮胚と凍結胚とで妊娠率が10%も違う(凍結胚が高い)。
例外で、何回説明してもご本人の希望でどうしても新鮮胚を移植したいという方がいて行ったことがあるがその時は妊娠しなかった。その方は次で凍結胚を融解して移植したら妊娠した。
凍結するタイミングは受精3日目。当院では胚盤胞までの培養はしていない。3日目の胚でも胚盤胞でも妊娠率に差は出ない。
8.凍結胚等の移送
移送を受け入れるという施設は少ないのが現状だが、
当院では移送の受け入れを行なっている。
また、他へ移送したいと患者さんから言われれば対応している。
9.受付、外来、培養室の全責任は院長先生にあること
人が行っていることなのでヒューマンエラーが起こることもある。
幸い、胚等の取り違い等は開院してから一度も起きていないが、これからも絶対起きないとは断言出来ないこと。
また、作業している際にプレートから卵子が飛び出してしまうこともあり得る。
最新の注意を払っているが、もし万が一そのようなことが起これば私から直接正直にお話し謝罪します、と院長先生が仰っていました。
培養室の中で起こることは患者さんの目に触れることがないから「受精しませんでした」と隠すことも出来てしまうが、誠実でありたいし皆さんに嘘はつきたくないですからね、とのこと🥺
10.高度不妊治療を始めるタイミング
今日この説明会に参加してから半年後、一年後に「治療を始めたい」と言って来院下さったとして「なんで来たの?」なんて意地悪言いませんから、お二人でよく相談して納得頂いたら、いつでもお待ちしてます、と優しくお話して下さいました😭
11.4月からの保険適用
厚労省の担当者がこの間発表していましたがまだ何も決まっていないとのこと。厚労省がそんな状態なのだから都や区に聞いても何も分かりません。急に来年から始めますという状況で正直現場の私達も戸惑っている。
3月と4月をまたぐ治療は助成金対象になるのかはたまた保険適用になるのか、そういったこともはっきりしていないのが現状です、とのこと🥺
長々とすみません🙇♀️
うちでは培養士も自家培養してるから〜と院長先生が誇らしげにお話されていたのが印象的でした!
ちょっとダジャレなの可愛い😂
中途採用ではなく、新卒採用して育てているのだそうです🥼
今日は頂いた資料を夫婦でよく読み込みます!!
#妊活あるある #1人目妊活 #体外受精・顕微授精