薬の使い方や胚の戻し方についてフィフスオピニオン(笑)まで経験して思うこと。クリニックによって凍結対象になる胚のグレードは違う。
私の手持ちのグレード3以上の胚盤胞はすべてC付きなのですが、クリニックによっては凍結しませんと。この方針に従うクリニックと、逆に胚盤胞にまで成長しているから見込みがあると考えるクリニックでは、移植のときにまずグレード3以上の胚盤胞から戻すか、それとも初期胚や初期胚盤胞から戻すかという点で、勧められる移植順は真逆。
でも、Cつきは確かに10から30%と成功確率は低いかもしれないけれど、その低い確率に当たることもあり得るわけですし、低い確率とはいえタイミング法や人工授精に比べたら成功率は高い。それに、タイミングにせよ体外顕微にせよ、どうせHCG打ったりホルモン補充したりするのだから、それならば確率が高いCつき胚盤胞のほうがいいと私の感覚では思います。リプロの松林先生ブログも、年齢別染色体異常率に関してグレードの関係はあまり気にしなくていいと言っている。
もちろん、たくさん凍結できたり若かったり、金銭的な事情があるのならば、破棄するという選択肢もあるかもしれませんが、もし破棄の方針のクリニックなら、私は過半数の胚を破棄されてしまうなぁと複雑な気持ちでした。
なお、Cつきを破棄するクリニックと、可能性にかけて移植対象にするクリニックでは、クリニックのホームページで公表されている妊娠実績が違います。
そりゃうまくいく確率が高いものしかはじめから移植しないのならば、当然移植あたりの成功確率は高くなるだろうよ、むしろ低グレードも移植しているクリニックで実績がある程度あるところはすごいな、と突っ込みたくなりました。
#体験談 #体外受精・顕微授精