妊活ボイス運営事務局の秋庭(アキバ)です。妊活関連の話題で気になったことを徒然なるままに記載していく社員ブログをスタートします!

このブログでは、妊活関連のニュースや記事で気になったものを徒然なるままに記していきたいと思いますので、自由気ままにご覧いただければと思います。

記念すべき第1回は、不妊治療の会社のサポートについてとなります。先日、弊社が運営している「Hugmee」のサイトにて「働きながら不妊治療すること 会社へ言う?言わない?」という記事を見つけました。

確かに不妊治療をするにあたり、費用面はもちろんのこと、特定の日時に通院をしなければならないなど、時間面での負担が大きいと耳にします。そのため、会社に相談して理解をしてもらった上で治療を続けることが理想だと思いますが、なかなか現実は厳しいのだと思います。

NPO法人の調査では、不妊治療をされている方の9割以上が仕事との両立が難しいと感じたことがあり、その内の4割くらいの方が実際に就業形態を変更されたとの話もあります。

どうすればこういった状況が改善され、仕事と治療の両立が実現できる社会が作れるのか、その答えのひとつが「会社が変わること」だと思います。

最近の長時間労働の是正の動きなど、労働環境に対する世間の目は厳しくなりつつありますが、不妊治療への理解はまだ浅い会社が多いと感じています。私の前職が人材系の会社だったこともあり、そういった中でも「不妊治療」に対する支援を積極的に行っている会社をいくつかご紹介したいと思います。

■トヨタ自動車

言わずと知れた日本を代表する企業のトヨタ自動車では、トヨタ健保の組合員と法律上の婚姻をしている夫婦を対象に、特定不妊治療1回に対し1夫婦、上限5万円の助成を行っています。年齢や所得制限は無く、補助回数は通算10回までで年度内の回数制限は無いようです。

トヨタでは、育児期の支援制度も充実しており、時間外労働の制限や部分的在宅勤務など柔軟な勤務時感制度などで社員をバックアップしています。

※詳細はこちらより確認いただけます。

■メルカリ

テレビCMでもお馴染みのフリマアプリ「メルカリ」を提供する同社。産休・育休期間中の給与を会社が100%保証したり、育児・介護休暇の有償化をしたり、ネット業界の中でも、手厚い人事制度で知られています。

そうした中、2016年7月に追加制度として導入されたのが妊活の支援です。治療の開始から10年間、所得制限や年齢、回数の制限無く支援が受けられ、自治体による補助との併用も可能とのことです。

保険適用の治療は治療費の3割を会社が負担し、実質本人負担額は0円、保険適用外の治療の場合、治療費の7割を会社と自治体の助成金で負担し、実質本人負担額は治療費の3割となります。

※詳細はこちらより確認いただけます。

■サイバーエージェント

サイバーエージェントでは、不妊治療中の女性社員を対象とし、治療のための通院などを目的に、月1回まで取得可能な特別休暇を設けています。急な通院や体調などに考慮し、当日取得も可能という配慮もされています。

また、妊活に興味がある社員や、将来の妊娠に不安のある社員が、専門家に月1回30分の個別カウンセリングで相談できる制度もあったり、専門医による社内セミナーの開催およびクリニックを紹介したり、治療前のフェーズの社員のサポートも実施しています。

■サニーサイドアップ

中田英寿さんや前園真聖さんなどアスリートのマネジメント業務やPR会社として知られるサニーサイドアップ。社員に一生懸命楽しく働いてほしいとの想いで、「32の制度」という制度があります。音楽、映画、演劇、落語などの費用を一部支給する制度や失恋したら会社を休める失恋休暇など、ユニークなものが並びます。

その中に「Dear WOMAN」という制度があり、卵子凍結から保存までの費用を助成してくれます。社員一人ひとりが自分らしい生き方をできるようにバックアップするという意図があるそうです。
今回挙げた会社のように、現時点で不妊治療関連の補助制度を設けているのは、残念ながら少数派だと思われます。一方、ほとんどの会社がここ数年で支援を実施し始めていることを考えると、近い将来、より多くの会社で制度が導入されるかもしれません。

今後、1社でも多くの会社で支援制度が充実し、社会全体で妊活をサポートできるようになれば、すごく素敵なことだと思います。妊活ボイスもそのサポートの一助になるよう、しっかりと運営していこうと考えています!

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