妊活をスタートし、不妊治療を考え始めた人が気になるのが不妊治療の費用。実際にどのくらいの費用がかかるのか?想像がつかなくて不安な方も多いと思います。

そこで今回は「妊活ボイス」が2017年10月に妊活を経験した女性300名を対象に実施したWebアンケートから、不妊治療費に関するデータをご紹介します。

不妊治療の費用は平均で193万円!

不妊治療に限らず「妊活全般にかかった費用は?」との質問では、約7割の方が10万円未満と回答し、回答者の平均費用は35万円となりました。自分でのタイミング法や比較的安く・手軽に手に入るサプリメントの購入など、あまりお金のかからない妊活をされた方が多かったと推測されます。

回答者を「人工授精・体外受精・顕微授精」のいずれかを経験された方に絞り込むと、100万円以上の費用が掛かった人が49%と約半数となり、その平均費用は134万円まで上昇しました。

さらに「高度不妊治療(体外受精・顕微授精)」を受けた方に絞り込むと、80.6%の方が100万円以上の費用がかかり、300万円以上かかった方も16.1%いらっしゃいました。高度不妊治療者に限った平均費用は実に193万円まで上がり、200万円近くなりました。(資料1)

病院・クリニックにかかった費用は?

高額費用が不妊治療のネックに?

前述のように、より高度の治療に進むほど治療費が高くなる傾向にあります。高額な費用が治療をステップアップさせる際のネックにはなっていないのでしょうか?

「高度不妊治療に進むにあたり金銭面はネックとなったか?」との質問に対し、高度不妊治療経験者のおよそ3人に2人(62.0%)が「ネックになった」と回答しました。「ネックになった」と回答した方々に「料金が安かった場合、高度不妊治療に変化があったか?」と質問したところ、「もっと早く治療に進んだ(53.3%)」「治療の回数が増えた(35.6%)」との回答がありました。(資料2)

不妊治療については助成金などもありますが、所得制限があったり、その金額自体も十分とは言えなかったりという現状があります。治療費そのものが下がることで、より早く治療に取り組む人が増える可能性があると思われます。

高度不妊治療に変化は?

不妊治療費用についてのアンケート回答者からの声

実際にアンケートに回答いただいた方々からも、治療費が安くなることや助成金制度の拡充、保険内診療を望む声が多く寄せられました。

  • 治療費が高すぎる。助成金がもっとあれば躊躇せずにできるのに。とにかくお金がかかる。妊活を始めた何年か前にすぐにお金を気にせず体外受精に進めていたら今頃赤ちゃんを抱けていたかも(30代前半・愛知)
  • これだけ少子化を問題視しているのであれば、不妊治療に国がもっとお金を出すべきだと思う(20代後半・東京)
  • もう少し安く人工授精や体外受精ができればいいなと思います(30代後半・千葉)
  • 保険適用にしてもらいたい。少子化対策はそこからではないでしょうか(20代後半・長野)
  • 少し前に仕事を辞めました。気持ち的には楽になりましたが、金銭的にかなり厳しいです。わずかな助成金だけでなく、大部分を保険診療にしてくれたらどれだけありがたいだろうと思います(20代後半・埼玉)

まとめ

今回は2017年10月に実施したWebアンケートの中から、不妊治療の費用、高度不妊治療に進むにあたっての費用面のネックについてレポートいたしました。

まだまだ十分とは言い難いですが、お住まいの自治体の助成金制度を利用したり、金融機関のサポートローンなどを利用したり、現状の制度などをうまく組み合わせて利用して、満足度の高い妊活としたいですね。

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