人気の基礎体温計メーカー!オムロンとテルモの基礎体温計を徹底比較!

 

大手ネットショッピングの基礎体温計(婦人用体温計)ランキングなどを見ていても、上位にランクインされていることが多いオムロン社とテルモ社。そこで今回、両社の基礎体温計の全商品を徹底比較いたします。

 

オムロン社とテルモ社について

基礎体温計の比較の前に、まずは両社の概要について知っておきましょう。

オムロン株式会社は京都市に本社を構える、1933年創業の大手電気機器メーカーです。基礎体温計を販売しているのは、グループ会社のオムロン ヘルスケア株式会社となります。

オムロン ヘルスケア株式会社は基礎体温計のほか、血圧計、体組成計、歩数計、電動歯ブラシ、低周波治療器などの治療機器も扱い、家庭用・医療用健康機器の開発・販売を行っています。

一方、テルモ株式会社は東京都渋谷区に本社を構える、1921年に設立された医療機器・医薬品の製造販売メーカーとなります。

基礎体温計のほか、一般向けに血圧計、体組成計、血糖測定システム、尿検査薬、栄養補助食品を提供しています。また、医療現場向けにカテーテルなどの製品やサービスも販売しています。

いずれの会社も、基礎体温計にとどまらず、広く医療やヘルスケア領域の商品・サービスを扱うメーカーといえます。

基礎体温計とは?

妊活者専用のSNSの中でも話題に多く上がる「基礎体温計」。女性の体温には高温期と低温期がありますが、その差は少なく、細かく測れる体温計でないと正確な数値を測定できません。そのため、基礎体温計は普通の体温計と異なり、小数点第2位まで計測ができるようになっています。

基礎体温計には「実測式」と「予測式」の2つの測り方があり、計測時間の長さと正確性に違いがあります。また、基礎体温計によっては両方の計測が可能なものもあります。

■実測式

計測に5分程度の時間がかかりますが、予測式と比べ、より正確な体温を測ることができます。

■予測式

実測式よりも正確性は劣りますが、数十秒と短い計測時間で5分後の口中の体温を予測します。

関連記事:排卵日を知るための正しい基礎体温の測り方!

基礎体温計の徹底比較

現在、両社が提供している基礎体温計の種類は、オムロン社が5種類(1種類は在庫限りの商品)、テルモ社が3種類となり、種類の多さではオムロン社に軍配があがります。

ここでは、搭載されている機能をもとに「高機能タイプ」「ベーシックタイプ」に分類し、両社の製品を比較してみたいと思います。

高機能タイプの基礎体温計

■婦人用電子体温計 MC-440 サーモンプラン(オムロン)

婦人用電子体温計 MC-440 サーモプラン(オムロン)

出典:オムロン ヘルスケア株式会社

1月経周期を1画面(最大40日)で表示できる大型画面に加え、折れ線グラフ表示も可能となっているのが特徴のひとつです。また、最大210日分の記録データを自動でメモリしてくれ、スイッチひとつでグラフ表示が可能です。

約60秒の予測検温が可能で実測測定も5分で可能となっています。本商品は在庫限りの商品となっているようです。

価格:6,000円
測定方式:予測検温・実測検温
検温時間:予測検温 約60秒 実測検温 約5分

 

■婦人用電子体温計 MC-652LC(オムロン)

婦人用電子体温計 MC-652LC(オムロン)

出典:オムロン ヘルスケア株式会社

そのスタイリッシュなデザインもさることながら、約10秒というスピードで予測検温ができることが最大の特徴(約5分の実測検温も可能)。通信機能も搭載されており、検温データをスマートフォンに簡単に転送できます。

スマートフォンのアプリ上では、次の生理日や排卵日を予測することができたり、基礎体温を自動でグラフ化できたりします。スマートフォンでデータを管理したい、機能はもちろんデザイン面にもこだわりたいという方におすすめです。

価格:3,539円
測定方式:予測検温・実測検温
検温時間:予測検温 約10秒 実測検温 約5分

 

■WOMAN℃[ウーマンドシー]W525DZ(テルモ)

WOMAN℃[ウーマンドシー]W525DZ(テルモ)

出典:テルモ株式会社

テルモが提供しているWOMAN℃[ウーマンドシー]シリーズの中での最上位機種となります。約20秒で予測検温が可能で(約5分の実測検温も可能)、本体とケースともに水洗いができ、清潔に保つことができます。

基礎体温データ記録ソフトWOMAN℃アプリ(PC専用アプリ)に、自動記憶されたデータを送ることができ、自動でグラフ化をしてくれます。また、「ルナルナ体温ノート」や「楽天キレイドナビ」とも連携し、3周期分のグラフや次回生理日、排卵予定日の確認も可能です。

価格:5,217円
測定方式:予測検温・実測検温
検温時間:予測検温 約20秒 実測検温 約5分

 

■WOMAN℃[ウーマンドシー]W525ZZ(テルモ)

ウーマンドシーW525ZZ(テルモ)

出典:テルモ株式会社

WOMAN℃[ウーマンドシー]シリーズの中位モデルとなります。こちらも約20秒で予測検温が可能で(約5分の実測検温も可能)、本体とケースともに水洗いができ、清潔に保つことができます。

最大の特徴は本体のみで基礎体温の管理が可能となっている点です。整理開始日からの経過日数や次回生理日・排卵日のお知らせ、基礎体温リズムが分かるグラフが本体の画面に表示されるようになっています。

価格:3,200円
測定方式:予測検温・実測検温
検温時間:予測検温 約20秒 実測検温 約5分

 

高機能タイプの機能一覧表

両社の高機能タイプの製品を機能比較表にまとめると、下記のようになります。予測測定時間ではオムロン社のMC-653LCが最も短く、メモリの多さではテルモ社の2製品に軍配が上がります。

商品名MC-440MC-652LCW525DZW525ZZ
メーカーオムロンオムロンテルモテルモ
価格5,700円3,268円5,139円3,750円
重さ約250g約33g約30g約30g
大きさ(mm)幅140×高さ35×厚さ94幅39×長さ103×厚さ16幅31×長さ133×厚さ19幅31×長さ133×厚さ19
測定時間(予測/実測)約60秒/約5分約10秒/約5分約20秒/約5分約20秒/約5分
メモリ210日分40日分480日分480日分

ベーシックタイプの基礎体温計

ここで紹介するベーシックタイプの基礎体温計は、シンプルに基礎体温を測定するものとなり、複雑な機能がなく、比較的お手頃な価格なのが特徴です。

■電子体温計 けんおんくん MC-672L(オムロン)

電子体温計 けんおんくん MC-672L(オムロン)

出典:オムロン ヘルスケア株式会社

見やすい大型液晶を採用し、下2桁の数値を大きく表示することで数値が見にくいといった煩わしさを無くす配慮がされています。また、大きく平らな形状の「フラットセンサ」となっており、舌下にしっかりフィットします。

価格:2,500円
測定方式:予測検温・実測検温
検温時間:予測検温 約30秒 実測検温 約5分

 

■電子体温計 けんおんくん MC-172L(オムロン)

電子体温計 けんおんくん MC-172L(オムロン)

出典:オムロン ヘルスケア株式会社

今回ご紹介する中では最もリーズナブルでシンプルなデザイン・機能の基礎体温計となります。測定方式は実測検温のみとなり、価格も約1,000円と他製品と比べてお得な設定となっています。予測検温の機能が必要なく、購入コストを抑えたいという方におすすめの商品となっています。

価格:1,500円
測定方式:実測検温
検温時間:実測検温 約5分

 

■婦人用電子体温計 MC-683L(オムロン)

婦人用電子体温計 MC-683L(オムロン)

出典:オムロン ヘルスケア株式会社

約10秒で予測検温が可能な基礎体温計となります。暗いところでも検温結果が見やすいライト付きで、検温が終了すると結果と同時に10秒間自動点灯する仕様となっています。

また、カラーバリエーションも豊富で、ピンク・ホワイト・ベージュの3色から選ぶことが可能です。

価格:1,950円
測定方式:予測検温・実測検温
検温時間:予測検温 約10秒 実測検温 約5分

 

WOMAN℃[ウーマンドシー]C531(テルモ)

 

出典:テルモ株式会社

約20秒で予測検温が可能で(約5分の実測検温も可能)、水洗いができ、清潔に保つことができます。色はスウィートピンクとライムグルーンの2色から選べ、重さも12.8gと軽く女性には嬉しいスタイルです。

価格:1,463円
測定方式:予測検温・実測検温
検温時間:予測検温 約20秒 実測検温 約5分

 

ベーシックタイプの機能一覧表

両社のベーシックタイプの機能比較表は下記のようになります。高機能タイプと比べると重さが軽くなっています。予測測定時間ではオムロン社のMC-683Lが10秒と最も短くなっています。

商品名MC-672LMC-172LMC-683LC531
メーカーオムロンオムロンオムロンテルモ
価格2,139円1,020円1,830円1,850円
重さ約27g約13g約14g約12.8g
大きさ(mm)幅34×長さ125.2×厚さ15幅19.6×長さ129.7×厚さ13.2幅20×長さ136.8×厚さ12.7幅17.6×長さ129×厚さ12.6
測定時間(予測/実測)約30秒/約5分実測のみ:約5分約10秒/約5分約20秒/約5分
メモリ前回値前回値前回値前回値

まとめ

今回は基礎体温計の人気メーカーのオムロン社とテルモ社の製品を比較してみました。形状やデザイン、価格はもちろんのこと、メモリできるデータ数や測定時間なども異なります。

ご自身がどういった機能が欲しいか、どういった性能に重きを置くかを検討いただき、最適な基礎体温計を選ぶ一助となればと思います。

 

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